マニュアル / レントゲン等の取り込み

レントゲン等の取り込み

Oraku Workspace(PCアプリ)は、レントゲンソフト等がPCに保存した画像を患者ごとに自動で取り込めます。取り込み方は2通りあります。既存の保存フォルダをそのまま見に行く「巡回取り込み」と、エクスポート専用の受信箱フォルダを使う「エクスポート取込(β)」です。

2つの取り込み方式の違い

巡回取り込みは、患者ごとのフォルダに画像がたまっていく形式のソフトに向いています。元のフォルダには一切書き込まず、読み取るだけです。エクスポート取込は、お使いのレントゲンソフトのエクスポート機能で画像を書き出す運用に向いています。受信箱フォルダに書き出されたファイルを取り込み、取り込みに成功したファイルは受信箱から削除されます。

どちらもWorkspace左側のメニュー取り込みから設定します。

フォルダ巡回取り込み

「患者番号_氏名」のような命名の患者フォルダが並ぶ保存先を登録しておくと、Workspaceがそのフォルダを巡回し、中の写真を該当患者へ自動で取り込みます。

巡回取り込みは読み取り専用です。取り込み元のフォルダやファイルを書き換えたり削除したりすることはありません。レントゲンソフトの動作には影響しません。

巡回ソースを登録する

  1. 取り込み画面の「巡回取り込み」でソースを追加を押します。ウィザード(巡回ソースの追加(1/4))が開きます。
  2. フォルダを選択…で巡回するフォルダを選び、取り込み先の医院を選んで次へを押します。
  3. フォルダ名の命名パターンを選びます。Workspaceが実際のフォルダ名から候補を自動検出します(例:「番号_氏名」)。検出されない場合は手動で指定でトークンと区切り文字を選んでください。下のプレビュー(先頭10件)で、各フォルダが「番号」「氏名」にどう読み取られるか確認できます。読み取れないフォルダは「確認キューへ」と表示されます。
  4. 詳細を設定します。日付サブフォルダの扱い(日付として扱う / 日付として扱わない)、対象拡張子、ファイルサイズ上限のほか、起動時に新規フォルダを確認する患者を開いたときに自動確認するのオン・オフを選べます。
  5. 確認画面で内容を確かめ、追加を押します。
スクリーンショット: 巡回ソースの追加ウィザード(2/4・命名パターンの候補とプレビュー)
実際のフォルダ名がどう解釈されるかを確認してからパターンを確定します。
OneDrive等のクラウド上にあり、ローカルに実体がないファイルは取り込めない場合があります。その場合は次回巡回時に再試行されます。

取り込みを実行する

登録したソースごとに今すぐ取り込むで手動実行できます。ソースが複数あるときはすべて取り込むでまとめて実行します。起動時に新規フォルダを確認患者を開いたときに自動確認をオンにしておけば、普段は自動で差分が取り込まれます。

実行後はソースの下に「最終実行: 日時 — 取込◯・スキップ◯・失敗◯・保留◯」と結果が表示されます。取り込まれた画像は、該当患者の写真タブに撮影日別で並びます。

スクリーンショット: 巡回取り込みのソース一覧(最終実行の結果表示つき)
ソースごとに実行結果と自動確認の設定を確認できます。

確認キュー(患者と結びつかなかったフォルダ)

フォルダ名から患者を特定できなかった場合、Workspaceは勝手に取り込まず「確認キュー」に積みます。ソース一覧の下に確認が必要なフォルダ(◯件)として表示され、理由(「同姓同名」「解釈不能」など)と候補が示されます。

  1. 対象フォルダのこの患者に紐付けを押し、一覧から正しい患者を選びます。次回以降はそのフォルダが自動で取り込まれます。
  2. 取り込む必要のないフォルダは無視を押します。次回以降の巡回でも取り込まれません。
スクリーンショット: 確認が必要なフォルダの一覧(理由バッジと「この患者に紐付け」ボタン)
曖昧なフォルダは自動で取り込まず、人の確認を待ちます。
ソースを削除しても、取り込み済みの写真はライブラリに残ります。取り込み元フォルダのファイルも削除されません。

エクスポート取込 β

β期間中は全プランで利用できます。正式版ではProプラン(院内向け)での提供を予定しています。

お使いのレントゲンソフトのエクスポート機能で、画像を決まったフォルダ(受信箱)に書き出す運用の場合に使います。ファイル名に含まれるカルテ番号を読み取り、該当患者へ自動で振り分けます。該当する患者がまだいない場合は、カルテ番号で患者を新規作成します。対象はjpg / pngの画像ファイルです。

巡回取り込みとの最大の違いは、取り込みに成功したファイルが受信箱フォルダから削除されることです。受信箱には必ず「エクスポートで書き出したコピー」だけを入れてください。レントゲンソフト本体のデータフォルダや、原本しかないフォルダを受信箱に指定してはいけません。

受信箱フォルダを登録する

  1. あらかじめ、お使いのレントゲンソフトのエクスポート機能で、受信箱にする予定のフォルダへ画像を数件書き出しておきます(ファイル名のパターン検出に使います)。
  2. 取り込み画面の「エクスポート画像の取り込み」で受信箱フォルダを追加を押します。ウィザード(エクスポート取込ソースの追加(1/3))が開きます。
  3. フォルダを選択…で受信箱フォルダを選び、取り込み先の医院を選んで次へを押します。
  4. ファイル名の命名パターンを選びます。実際のファイル名から候補が自動検出されます(例:「日付 + 時刻 + (無視) + カルテ番号」)。プレビュー(先頭20件)で、各ファイルからカルテ番号と日付が正しく読み取れているか確認してください。読み取れないファイルは「スキップ」と表示され、取り込み時にも削除されず残ります。
  5. 確認画面で内容を確かめ、追加を押します。
スクリーンショット: エクスポート取込ソースの追加ウィザード(2/3・ファイル名パターンとプレビュー)
ファイル名からカルテ番号・日付がどう読み取られるかを確認します。

取り込みの実行と自動化

登録した受信箱ごとに今すぐ実行で手動実行できます。自動で取り込む(5分間隔)をオンにすると、Workspaceの起動中は5分おきに受信箱を確認して自動で取り込みます。実行結果は「取込◯件・スキップ◯件・失敗◯件・患者作成◯件」の形で表示されます。

ファイルの削除は慎重に行われます。ライブラリへのコピーが正しく完了したことを検証できたファイルだけを受信箱から削除します。取り込みに失敗したファイルや読み取れなかったファイルはそのまま残り、失敗分は次回に再試行されます。

スクリーンショット: エクスポート画像の取り込みセクション(受信箱一覧と「自動で取り込む(5分間隔)」)
受信箱ごとに自動取り込みのオン・オフと実行結果を確認できます。
受信箱の登録(ソース)を削除しても、取り込み済みの写真はライブラリに残ります。その時点で受信箱フォルダに残っているファイルも削除されません。